筑波大学で受けたパワハラ・アカハラ全記録

元筑波大学院留学生のパワハラ・アカハラ告発

8.卒業結果は不合格、延期を押し付けられ

     

 最後の一ヵ月自力で製作し、審査を三回してその後修正二回をした結果はやはり不合格でした。理由は変わらず修士修了のレベルに達していないです。しかし、「今までの成果は半年を伸ばしたらそのまま進めば修了レベルに達せる可能性はあるかもしれません。」と言われました。「協議の結果半年間伸ばすことをお勧めします。」と言われました。ほかの先生もいるので、言い方は柔らかかったです。逆に言うと半年を伸ばさなかったら自ら退学を選んだってことです。

 私は少し考えさせてくださいと言って帰りました。今の成果は悪く言えば一ヵ月先生が指導放棄したおかげで、私自分一人でやり遂げてできたものです。半年伸ばしたらまだ先生の指導を受けるので、まだ全否定されやり直しとなります。私自分だけでなく、他の生徒を見てもこの結果なので、簡単に半年延長にはいきません。

 その後一度私の指導先生を外して、他研究室の先生のみと話しました。私としては半年を伸ばしていいですが、条件は先生を変えることです。もうこの時期は私の精神状況もとても不安定ですし、あと半年もこの先生と同じ空間で二人きりにいることを想像するだけで心の底から恐怖でしかなかったので、とても研究活動ができる環境ではないです。

 先生たちは口で同意しました、今の副指導先生を主指導にしてくれました。しかし、事務手続きのハンコやサインなどはやはり前の指導先生に頼まないといけないことになっていました。残りの半年間一番のストレスはこれでした。

 研究室を変えたら天と地の差でありました。前のゼミでの発表は訊問のようで、毎回些細なミスで大声で叱られました、毎週の発表はストレスでしかなかったです。研究内容が全否定され毎週ゼロからスタートの気持ちは本人も焦っているのに、永遠と説教し続けて同じことを繰り返され、建設的な意見がないまま、前進したくてもできない日々を経験しました。

 

 新しいゼミはやっと普通に学生生活に戻りました。最終発表して無事に卒業ができました。筑波大学での経歴は私にとってはトラウマです。心身とも病気になりました。保健管理センターで一年以上通った結果、主治医は適応障害だと診断されました。うつ病だと判断する境目が曖昧でした。私のような生徒を一人も増えないように願っています。卒業後何度も学内のハラスメントセンターに相談したかったですが、前に先生を庇うような経験があったので、なかなか相談には乗れなかったです。私自分が当時困っていた時によくネットで解決方法や同じ遭遇の人を探したから。ネットで発信することにしました。これを見て助けた人が一人でもいれば十分です。書かれたことに信憑性をつけるため、本当の大学名を入れました。

 

 在学中本当に解決のしようがなかったです。学内のハラスメント相談センターも先生を庇うような発言でとてもがっかりしました。学外の相談センターも実際に助けることができなかったので、結局自分の努力で何とかしないといけません、私が踏み出した選択肢は先生を変えることです。

 

 自分の状況を考えて、証拠をできるだけ取っておいて自分を守る気持ちを心掛けることが大切です。人に相談することは問題を再認識することですので、必要ではありますが、あんまり期待できないです。もし私のような経験を遭遇している人がいたら、迷いなく自分にとってベストな選択を早く決断すれば早めに助かるかもしれません、残念ながら今の制度は実質上誰も助けってくれないです、救える人は自分のみ、自分を信じてやり抜くしかないです。